2017.12.16
スタイリストブログ
Una storia a FIRENZE in NY
あれは2017年秋の気配を感じだした10月初旬の夕刻だった
低い女性の声でフィレンツェ本店に電話
HELLO….と始まった会話にイタリア語から英語へのスイッチを
入れ替える数秒私の心臓がドキドキしていたのを今でも鮮明に覚えている
NEWYORK在住のアメリカ人の女性からの電話の内容は
THE WALL STREET JOURNALで見たウナストーリアリングを購入したいということだった
声の感じでご年配のご婦人であるとは察知できたが
あまりにスピードのある彼女の英語に耳を集中させ聞きとろうとして冷や汗をかいた
私は職人達が手作りで仕上げるので少々お時間を頂くと説明をし
フィレンツェの工房で丁寧に仕上げてさせて頂くと伝え電話を切った
8週間のお時間を頂き彼女のサイズのリングが出来上がった
出来上がったリングはキラキラ輝いていた
彼女はどんな女性なんだろうか?
会ったことにないこの女性のことを私は頭の中で想像していた
このリングは彼女の友人でもある女性が11月にフィレンツェに来るのでその方に
渡して欲しいと彼女はメールで連絡をしてきた
11月、スラリとした金髪の女性がお店の扉を開けた
彼女はすぐに右手を出しリングを受け取りに来たと自分の名前を告げた
真っ白な彼女の細い手が印象的であった
私は彼女の前にリングの箱のトレーを置いた
リングを見た彼女は『なんて美しいの!きっと彼女は感動するでしょう!』
私はこのリングの箱と共に一通のお手紙を入れた
いつの日か是非フィレンツェに来てこのリングが誕生した場所を見て欲しいと
私は彼女にメッセージを残した
フィレンツェの街にもクリスマスの煌めきが輝く12月半ば
彼女から1通のメールが届いた
そのメールはまるで彼女の声が聞こえそうな喜びのメールであった
〜You have made me sooooo happy she gave me the beautiful ring you made for me.
It is more beautiful than I ever imagined it would be.
I wore it yesterday and got many compliments on it.
I will probably never take it off Thank you so much for your efforts and talents〜
彼女の指に輝くUna storia a Firenzeリングはフィレンツェから旅立ち
違う景色の中で輝きそして彼女の体の一部として新しいストーリーを作りだしている
女性としていつまでも綺麗で輝いていたいという気持ちは
万国共通なんだと確信した
私はまだ行ったことのないNYの街のクリスマスを頭に描いた
Una storia a Firenze in NEW YORK !!!!! and Jewelry makes you happy !